こんにちは!
まるんてです!
僕は2018年5月に「急性リンパ性白血病」と診断されました。
そこから2年間の治療を経験しています。(2020年6月、治療終了)
今回は、僕が治療の関係でどうしても病院食が食べられなくなった時に食べていた物を紹介します。
患者さんの中には、どうしても病院食を食べる事ができなくなってしまう方もいると思います。
もし美味しくなくて食べれないなら、自分でアレンジを加えてみたり、病院食をストップしてもらって自分の好きな物を買ってきて食べるなど、ちょっと工夫すればどうにかなる問題です。
その様な場合なら、僕がしていた工夫をこちらの記事で紹介しています!

しかし僕は抗がん剤を使った治療中に2回、どうしても食事が取れなくなってしまった事があります。
僕はそんな経験をしているので、どうして食事が取れなくなったのか、そんな時どの様に乗り越えたのかを紹介しようと思います。
僕が食事ができなくなった経験談2つ
ここではまず、僕が経験した「どうしても食事が取れなくなってしまった理由2つ」の話をしようと思います。
抗がん剤を使った治療をしていると、色々な副作用が出てきます。
僕が食事を取れなくなった理由はどちらも、抗がん剤の副作用が原因です。
それぞれの時のことを書いてみます。

口内炎ができて食べられなくなった
口内炎と聞くと、普通はトマトや唐辛子がしみて痛かったりする程度ですよね。
「それが原因で食べられなくなっちゃうの?」と思う方が多いのではないでしょうか?
しかし僕が抗がん剤の治療中にできた口内炎は、普通の口内炎とは格が違いました。
抗がん剤の副作用の中に「粘膜障害」というものがあります。
この副作用で、僕は普段ポチッとできるサイズより3倍くらい大きく、しかもそれが悪化してクレーターの様なくぼみになった口内炎ができてしまいました。
僕はこれのせいで1週間ほど、食べるどころか喋るときにも痛みを感じるほどの状態になってしまいました。
この時は、とても普通の食事ができる状態ではなくなってしまいました。
味覚障害で食べられなくなった
もう1つは、「味覚障害」によって食事が取れなくなってしまいました。
僕の場合は抗がん剤治療中に2回、特定の物がとても不味くなったり、香りを嗅いだだけで吐き気を覚えてしまいました。
例えば、いつも飲んでいた緑茶の香りが急にダメになってしまったり、それまでは結構好きだった肉料理を口にした瞬間に不味くて吐き出してしまったりしたこともありました。
極め付けは、ご飯の蓋を開けて出てきた湯気に吐き気を感じたことだってありました。
米もダメになった時は、さすがにもう食事は無理かもと思いました。
点滴で栄養を補うこともできるが、、、
これらの様に抗がん剤を使っての治療中は、食事が取れなくなってしまう事がよくあるそうです。
そうなると栄養を摂取する事ができなくなってしまいます。
そんな時は点滴をする事で、食事をしなくても栄養を取る事ができます。
しかし僕はこの点滴をどうしても使いたくありませんでした。
なぜなら、長期間の点滴にはしんどいイメージが強く、出来るだけやりたくなかったからです。
抗がん剤を使う治療をしていると何度も点滴をすることになります。
その中には、30分で終わるものから1週間ずっと点滴を続ける物もありました。
数時間で終わる点滴なら全然大丈夫なんです。
でも1週間続いた点滴はとても気分が悪くなってしまい、文字通りずっと寝込んでしまいました。
その点滴中は1日中胸がムカムカして、だけど吐けない。
この治療中は出来るだけ寝る様にして、「時間よ早く流れてくれ」と思いながら過ごしていました。
そして栄養を送る点滴も長い間繋ぎっぱなしです。
僕は経験上、いくら抗がん剤の点滴だったからと言って、長い点滴には辛いイメージしかないのです。
ずっと気分が悪かったり、ずっと繋がれているストレスもあります。
そんな事から僕は点滴にならないために、食べれる物を探してどうにか頑張って、口から栄養を取っていました。
どうしても病院食が食べれない時に僕が食べていた物
抗がん剤の副作用によって、僕はどうしても病院食が食べられなくなってしまいました。
その原因と解決策を出すなら、
といったことを意識していました。
ここからは、僕がこの様な状況になっても口にできていた物を紹介します。
ウイダーインゼリー
これは誰でもまず最初に思いつくのではないでしょうか?
僕は食事ができなくなってしまった時は、ほとんどこれでした。
僕は食事の時間でも気持ち悪くて食べれない事が度々ありました。
なので1日何個とは決めていなくて、食べれる時に適当に食べていました。
ゼリーなら噛まずにそのまま飲み込むだけなので、物を噛む事ができなかった時はとても重宝しました。
何も食べれなくなった時にやっと見つけた、唯一の口にできる物でした。
あの副作用で辛かった時は、食べれる物が見つかってとても嬉しかったのを覚えています。
プリン・アイス
これは看護師さんから聞いたの話なのですが、プリンやアイスはそれだけでカロリーが高く、あまり物が食べれない時にはピッタリなんだそうです。
比較的食べやすく、それでいてエネルギーも高いのでオススメです。
そう聞いて僕も、物が噛めなくなってしまった時にプリンも食べていました。
プリンもゼリーの様にスルッと飲み込めるのでよかったです!
冷えているご飯
僕は抗がん剤を使った治療中、味覚障害によってご飯の湯気・香りがダメになってしまった事がありました。
この時は看護師さんに相談して、食事のメニューを「冷めたおにぎり」に代えてもらいました。
意外と僕がそうなった様に、ご飯の香りがダメになってしまう患者さんはいるみたいです。
僕が入院していた病院ではそういった患者さんのために、湯気や香りを抑えるために冷たくなったご飯に変更する事ができました。
そして冷たいご飯にすると、いくらか食べれる様になりました!
僕はこの様な変更ができることや、冷たいご飯に変更するだけで食べる事ができる様になるとは思っていませんでした。
ぜひ試してみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は僕が食事ができなくなった時の事を思い出して、僕がそれを乗り越えた方法を書いてみました。
「味覚障害」と聞くと、僕は食べ物の味が変わったり感じなくなったりする物だと思っていました。
しかし味だけではなく、湯気や香りに対しても異変が起こる事を、僕は身をもって感じました。
少しでもお役に立てたなら嬉しいです!
ばいにゃら!
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