前回の記事で、「入院していて体力や筋力が落ちてしまっても、塾バイトなら割とすぐにバイトできる!」という内容の記事を書きました。

そこで今回の記事では、「塾のバイトをしてためになったな」と思った事を紹介してみようと思います。
物事は人から聞くだけでは分からない事や自分でやってみたから分かる事がたくさんあります!
塾バイトもそうで、実際にやってみたから気がつけた事がありました。
それをいくつか書いていこうと思います。
自分の思っている「当たり前」は違うかもしれない、という事
僕が塾バイトを始めて1番知れて良かったと思った事は、「自分が考えている『当たり前』を他人に押し付けないようにした方がいい」という事です。
塾バイトをしていると、本当に色々な子に会います。
勉強が得意な子、そうではない子
とてもお喋りな子、無口でどんどん問題を解いていく子
本当に色々な子がいます。
でもこれくらいなら塾バイトをした事がなくても、誰でもなんとなく想像する事が出来ると思います。
僕もこれくらいの事はわかっていました。
勉強が得意な子はどんどん進めてくれるので僕は楽だし、問題に苦戦している子も教えてあげる事で理解してもらえたら僕はとても嬉しいです。
また僕は会話をするのは楽しいので、楽しく喋ってくれる子の方が僕は気楽でいる事ができます。
でも塾に来る生徒はみんな違います。
例えば僕は小学6年生の生徒に算数を教えていると、その子はまだ掛け算九九を覚えていないようでした。
しかも掛け算の仕組みもよく理解できていないようでした。
僕はその時にその日の授業内容はそこでやめて、1コマ全てを使って掛け算の仕組みを教えました。
僕は算数が苦手な子というのは、目に見えない物だから難しいのだと思っています。
だから僕は、算数が苦手な子にはイメージを持ってもらうようにしています。
掛け算の時はビルの絵を描いて、そこに窓を描いていきました。
窓が横に○個、△階建てのビルの絵を描いて、窓の数を数えてもらうことで掛け算の仕組みを理解してもらう事ができました。
僕は数学が得意だったこともあって、中学校の数学までなら躓くことなくできてしまっていました。
しかしそれは、「算数に躓いてしまう子の気持ちが分からない」という事にもなります。
僕は掛け算の仕組みが分からない事はなかったし、むしろ掛け算が曖昧なのに今までの算数をどうやって乗り越えてきたのかが気になってしまう気持ちの方が大きかったのです。
僕は掛け算九九くらいできて当たり前だと思っていましたが、塾はそれが当たり前では無いかもしれない場所でした。
僕は塾講師をする事で、「自分の当たり前を押し付けてはいけない」という事や「当たり前というのは自分だけの基準」だという事に気が付けました。
思っていたほど大変ではない事
僕は塾バイトというと、結構大変なイメージがありました。
しかし実際にやってみるとそれほど大変ではなく、むしろ思っていたよりも楽でした。
これは僕が忙しくない塾で当たりだったからなのかもしれませんが、入院から復帰してすぐの僕にとっては嬉しい事でした。
授業の事前準備はほとんど必要無く、授業が終わればすぐに帰る事ができます。
授業中も忙しい事はまず無いし、楽しく生徒と喋っているだけで90分が終わってしまいます。
バイトを始めたばかりの頃は生徒の記録に慣れていなくて、この記録が終わらないために時間がかかってしまう事もありましたが、慣れてくればそうなる事はなくなりました。
むしろ行き帰りの自転車の方が疲れています(笑)
稼ぎたいなら飲食店バイトの方がいいかも
塾バイトは時給はいいのですが、1日で一気に稼ぐ事ができません。
僕の塾では1日で入れても4コマまでで夕方から夜までしか塾がないので、働きたくても時間が限られてしまいます。
また自分が入りたいからと言ってシフトに入れるわけではありません。
塾なのでまずは生徒がいる日でなければ講師の必要はありません。
それに自分の学力によっては教えられる生徒が限られてきます。
僕は他のバイト経験が飲食店しかないのですが、より多く稼ぎたいなら飲食店の方が稼ぐ事が出来ると思います。
その方が1日中シフトに入れるし、そうでなくても単純にシフトに入りやすいと思います。
まとめ
今回は「塾バイトをやってみてわかった事」をまとめてみました。
僕は塾バイトをしてみて、自分の価値観を押し付けてはいけない事を実際に感じる事ができました。
これを知る事ができただけでも、このバイトをしてみて良かったなと思います!
それではまた! ばいにゃら!
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