こんにちは! まるんてです!
僕は2018年5月に「急性リンパ性白血病」と診断されました。
そこから2年間の治療を経験しています。(2020年6月、治療終了)
今回は僕が入院していたからできた事を紹介しようと思います!
僕の入院は1ヶ月以上の入院が5回続き、それ以降は毎月1週間の入院という流れでした。
僕にとって、最初の5回の入院が特に大変だったのを覚えています。
もちろん抗がん剤の副作用がキツかったのもあるんですが、1番は「暇」だった事です。
この長い入院中のほとんどは「クリーンルーム」という部屋で過ごしていました。
抗がん剤治療が始まると、免疫力がどんどん下がっていきました。
それはただ息をしているだけで空気中にいる細菌から感染してしまうくらいで、免疫力という文字のカケラも無くなってしまいます。
クリーンルームは文字通り綺麗な部屋で、ほこり1つも残さないような空気清浄機がついています。
僕は治療中はこの部屋から出る事ができるのはお風呂の時くらいで、あとはずっとこの1つの部屋で過ごすことになっていました。
そうなるとめっちゃ暇なんです。
治療で辛い時は全く暇を感じませんが、逆に元気な時は1日がとても長く感じます。
できる事はスマホを見るか、持ってきた本を読むくらい。
最初はそれらも楽しめていましたが、1週間もすればすぐに飽きてしまいました。
しかも読書に限っては、好きだったはずなのにすぐに飽きるようになってしまい、「クリーンルームで本を読む」という事が嫌になってしまっていました。
そこで僕は、この限られている環境の中でもできる事を色々探して実践してみました!
入院中はたくさん時間があるのだから、どうせなら上手く使いたいですよね。
実際に僕はこの入院中でも、色々な新しい事に挑戦できたと思います!
そこで僕が入院中にやってみた事を紹介しようと思います!
ゲームが上手くなりたくて勉強した
「ゲームを勉強ってなんだそれ」と思うかもしれませんが、僕は本気で上手くなりたくて真面目にゲームをしました。
そもそもこの暇な時に僕が1番最初にやりたいと思ったのは「ゲームがしたい!」という事です。
僕は普段からよくゲームをしていました。
ゲームと言ってもテレビゲームです。
スマホでもゲームはできるんですが、物足りないのかすぐに飽きてしまいます。
なので看護師さんに許可をもらってから、PS4とモニターを家から持ってきてゲームをして遊んでいました!
ただ僕にはとても時間があったので、「どうせゲームをやっているなら上手くなりたいな」と思いました。
そこで僕は、まだプレイした事がなかった「Apex legends」というゲームを始めてみることにしました。
このゲームはポケモンのように強くなるためにレベル上げなどをする必要はなく、マリオのようにゲームの操作方法がわかっていれば、あとは自分の上手さでどんどん上に上がっていけます。
つまり完全にプレイヤースキルを磨けば上手くなるのです!
そして上手くなるために色々な事をしてみました。
- ゲームに対する多少の知識は抑えておく
- YouTubeで上手い人の動画を見て自分とは何が違うのかを考える
- 自分のプレイを録画して見直し、良くなかった所は次からしないようにする
- 最初は出来ない事が多すぎるので、まずはプレイするたびに1つの目標立ててちょっとずつ
などといった事をして、日々上手くなるために考えながらゲームをしていました。
毎日3時間くらいゲームをして、それ以外にも上手い人の動画を見たり自分のプレイの録画を見たりしました。
そしてなんと2週間で上位20%ほどのレベルには行く事ができました!
僕はこの2週間という期間はゲームだけに集中できたからこれほど早く成長できたと思います。
これほど真剣にゲームだけを考えていられるなんて、時間があったこの時だから出来た事だったと思います。
ゲームが好きな僕ですが、上手くなるためにこれほど真剣にゲームをした事は無かったので、とても面白い経験ができました!
ゲームを通じて友達ができた
また僕のやっていたこの「Apex legends」というゲームは3人まで一緒にプレイする事ができます。
友達と一緒にやりたいのですが、僕は昼間にゲームをしていたのであまり時間が合いませんでした。
そこでTwitterで一緒にできる人を探して、そこで知り合った人何人かは息が合い、今でも時々一緒にゲームをする仲になりました!
僕は病院の消灯時間があったので、なかなか友達とはゲームができませんでした。
しかしそのおかげで新しい人とも繋がる事ができました。
最初は知らない人と電話を繋いでゲームする事は不安もありませしたが、今では全然大丈夫です。
むしろなんの抵抗もなく、普通にできちゃいます!
こうしてゲームができた事で、1人の病室でも全く孤独を感じる事はなくなっていました。
ゲームを持ってきていいと許可をくれた看護師さんにはとても感謝しています。

やっていなかったポケモンゲームができた
ゲームが好きな僕ですが、初めて買ってもらったゲームがポケモンの「ダイヤモンド・パール」で、そんな思い出があるポケモンはとても好きなゲームです!
ただそのポケモンですが、僕は3DSを持っていないので、3DSからのゲームができていませんでした。
なのでもう最近の新しいポケモンは全然分からないんですよね。。。
ですが入院中はそのポケモンをプレイするにはもってこいだと思い、友達から3DSを借りて最近のポケモンもやってみることにしました!
僕は「X・Y」をプレイしたのですが、やってみると聞いた事はあったけどよく分からなかった事がたくさんありました!
ポケモンの名前が5文字までだったのが、6文字までになっている事。
「フェアリータイプ」が追加されている事。
「メガ進化」ができるようになった事。
もう僕の知っているポケモンとは色々と変わっていて驚きました!
1週間ほどみっちりと久しぶりにポケモンができて、とても楽しかったのを覚えています!
麻雀を覚えた
こんなに長い時間があるので何か新しい事を始めたいと思い、なんとなく麻雀を始めてみました。
スマホのアプリで麻雀は色々あったので、その中の1つをダウンロードしてやってみました。
麻雀は「あがり」の形(役)が何種類もあって、それを覚えるのが大変でした。
よく何も役がなくてあがれなかったりしましたが、やっているうちにだんだんと覚えていきました。
あとはやっぱりYouTubeでルールを説明してくれている動画を見て覚えました。
そこまで上手くはないですが、一応遊べるくらいには覚える事ができました。
今でも通院の時には暇潰しにちょうどいいのでよくやっています。
ただ1回始めると、1ゲームが20分以上は続くので長く感じてしまい、そこまでハマりはしなかったです。
やっぱり僕はゲームというとPS4ですかね(笑)
アニメの原作小説を読めた
5回の入院が終わっても、抗がん剤の副作用が出てしまったために毎月1週間の入院が必要になってしまいました。
そこからの入院はクリーンルームではなく大部屋での入院でした。
自由に部屋から出れるようになったのはよかったのですが、そうなるとヘッドホンをして電話しながらのゲームはできなくなってしまいました。
なので最初のうちはアニメやお笑いをよく見て過ごしていました。
入院が始まってすぐに読書が嫌になってしまった僕ですが、しばらく経ってふと「本が読みたいな」と思えたんです。
僕はアニメを見て面白いと思っていた上の写真の原作小説を中古でまとめ買いして、一時期はよくこの本を読んでいました。
アニメではちょっと難しいと思っていたところも、小説なら詳しく書いてあって理解が深まったので面白く読めました!
クリーンルームにいた時は全く読書ができなくなってしまっていましたが、元々好きだった読書だったので、また本が読めるようになってよかったです。
まとめ
今回は僕が入院中だからできた事を紹介しました!
もちろん白血病になってしまった事や治療による副作用などは嫌でした。
でもずっとそんな暗い気持ちでいても、いい事はないと思います。
辛くない時にまで嫌な気持ちでいる必要は全くないですよね。
それなら僕は、もう嫌な事は割り切って、入院中でもできる事を考えて、少しでも楽しく日々が送れるように行動した方が賢いと思うんです。
入院中は時間がたくさんあるので、この時間を上手く使わないともったいないと思います。
今入院している皆さんにも、元気な時は何か楽しい事をして、少しでも辛さや苦しさの軽い入院生活だったらいいなと思います。
それではまた! ばいにゃら!

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