こんにちは!
まるんてです!
僕は2018年5月、19歳の時に「急性リンパ性白血病」と診断されました。
そこから2年間の治療を経験しています。(2020年6月、治療終了予定)
そんな僕が今回は、
白血病になると必ず行う検査、「マルク」と「ルンバール」
について、僕がそれらの検査を受けた感想を書いていこうと思います。
そもそも「マルク」、「ルンバール」って何?
マルク。ルンバール。
どちらも白血病の患者さんにとっては重要な検査のため、入院中に何回かやる事になります。
このマルクとルンバールについて、専門的に知りたい方はこちら

僕は医学的に詳しいことは分かりません。
背伸びをして間違った事を書いてしまうのは嫌なので、今回は経験した感想をメインに書いていきます。
それぞれの検査を経験しての感想
マルク(骨髄穿刺)
マルクは骨髄穿刺(こつずいせんし)とも言います。
僕は確か4回やりました。
うつ伏せになって腰に針を刺されて骨髄液を取る検査です。
僕の中で白血病と言ったら「マルク。めちゃんこ痛い。。。」という感じ。
この検査がヤバイ。痛い。無理。
最初に局所麻酔で針を刺すのでチクッと痛みます。
そこからは腰の感覚が無くなって、マルク用の針が刺された事が分からないくらいでした。
でもその後、骨髄液を取られる瞬間がハンパなく痛い。
「麻酔もう切れちゃったの!!?!」って思うくらいめちゃめちゃ痛くて、しばらくはこの痛かった感覚が残り続けていました。
僕の場合は、針を刺した周り5cm辺りを、無理やり超強力掃除機に皮膚とか肉を吸い取られる感じでした。。。
えぐり取られた様な感覚で、背中にクレーターができてるんじゃないかと思ったくらい痛かった。
マルクを経験したことのある他の患者さんと話しをした事があって、その患者さんは
「魂を抜き取られた様な痛みだった」
と言っていました。
この検査はこの激痛を感じて、終わったら背中を下にして1時間、針を刺していた場所を自重で圧迫して止血して終了です。
これを経験して分かった事があって、
本当に痛い時って声が出なくなるのは本当なんだなと思いました。
普段の僕なら、「あ”っっ!!」とか「う”っっ!!!」とかってうめき声が出ると思うんですけど、その時は「(い”っっっっ!!?)(声にならない声)」ってなっていました。
毎回なぜか痛みのレベルは違くて、思い返せば結局1番痛かったのは初めての時だったんですけど、マルクをやる事になっている前の数日間はマルク嫌過ぎてめっちゃテンション下がっていました。。。
ルンバール(腰椎穿刺)
ルンバールは腰椎穿刺(ようついせんし)とも言います。
これはもう15回はやりました。
これはそこまで痛くはないんですけど、僕はとても苦手です。
背中に針を刺されるのってなかなか馴れないんですよね。。。
痛いものは痛いよ。。。
ルンバールもマルクと似ていて背中に針を刺します。
が、これは横に寝て膝を抱える様に丸くなった状態で、「脳脊髄液」というものを取ります。
(脊髄液と聞くと進撃の巨人が出てくるのは僕だけだろうか、、、)。
痛いのは最初の局所麻酔の「チクッ」だけです。
だけなんですけど、やっぱり背中の痛みって馴れなくて、僕は苦手です。。。
あとマルクと違って、ルンバールはめっちゃ時間がかかります。
マルクは一瞬で終わるんですけど、ルンバールは長い時には30分以上、いつも20分は背中に針を刺したままにしてポタポタと脳脊髄液を取り続けます。
この時間がとても長く感じます。
腰の感覚は麻酔で無くなっているので痛くはない。
けど体重で足が痺れてきたり、ずっと背中に針が刺さっているという想像するとゾワゾワしてしまう感覚が、僕はとても苦手です。。。
前日に水をたくさん飲んでおくと脳脊髄液の出がいいらしいので、前日の夜は飲み物をガブガブ飲んで寝ますw
終わったらこれもマルクと同じ様に1時間寝て、針を刺していた場所を自重で圧迫して止血します。
これできちんと止血されていれば検査終了で、その後はいつも通り動いて大丈夫です。
でも稀に、検査後に副作用が出てしまう事があります。
実際に僕も副作用の経験があって、
ルンバールの止血後、3回ほど激しい頭痛に襲われた事があります。
すぐ治ることもあれば、5日間続いたこともありました。
先生が言うには、「急に頭の中の圧力?気圧?が変わったからかも」と言っていましたが、なぜ頭痛が起こるのかは分からないです。
この頭痛が本当に痛くて、ずっと頭を強くロープで縛られ続けている様な痛みでした。
僕は入院中、治療以外はほとんどゲームをして過ごしていたんですけど、その楽しみのゲームが出来ないくらい痛かったです。
今まで僕はあまり「頭痛」と言うものを経験してこなかったので、余計に痛く感じていたのかもしれないです。
とはいえ流石に5日間ずっとハイパー痛いのが続いたのは、めっちゃキツかったです。。。
おわりに
今回は「マルクとルンバールを経験して思った事、みんなに伝えたい事」を書いていきました。
痛みの感じ方は患者さんごとにそれぞれ違います。
でも検査を受けたみんなが、これらの治療は痛いと言うそうです。
とりあえず、とにかく痛くて、患者さんからは嫌な検査である事は間違いないです。
白血病と診断されてこれから検査、治療を経験する方
痛みを伴なう検査なので、嫌な気持ちはとてもよく分かります。
僕は検査前は友達と電話をして気を紛らせて、
検査が終わったら自分へのご褒美に、コンビニでポテチなどのお菓子を買ったりして、どうにか乗り越えてきました。
僕も頑張って乗り越えてきました。
この記事を読んでいただいた方も、検査や治療を乗り越える事ができる様に応援しています。
看護師を目指している方
身体的な苦痛を和らげる事はできないけど、看護師さんの声がけなどで精神的な苦痛は和らげてあげる事はできます。
僕の場合は、看護師さんが常に僕から見えるところにいてくれるだけで少し気持ちが和らいだ気がしていました。
さらにちょこちょこ表情などを確認してもらえると、「気にかけてくれているんだな」と感じて少し安心します。
患者の声として、参考にしていただけると嬉しいですm(_ _)m
これからもこんな感じで、これから入院をする方や、看護学生さんに向けて、
患者になった経験を通じてわかった事や、僕がみんなに共有したいと思った事を書いていこうと思います。
読んでいただきありがとうございました。
ばいにゃら!
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