こんにちは! まるんてです!
僕は2018年5月に「急性リンパ性白血病」と診断されました。
そこから2年間の治療を経験しています。(2020年6月、治療終了)
僕の入院は1ヶ月以上の入院が5回続き、その後は毎月1週間の入院生活を約1年半続きました。
今回は僕が白血病の治療をしていた時に、「しんどい物を抑える薬があるなら使った方がいいな」と思った経験をしたので、それを紹介しようと思います!
僕は出来るだけ薬を使いたくなかった
僕は長い間、治療に関係ない使わなくてもいい薬ならば、出来るだけ使いたくないと考えていました。
下剤、吐き気止め、痛み止め、眠剤、などなど。
下剤や吐き気止めは最初から使っていましたが、他の「必要な時は処方できるからね!」というような薬は出来るだけ使わないようにしていました。
僕はただでさえ抗がん剤という強い薬を使っているのに、そこにまた他に色々な薬を使ってしまう事が怖かったのです。
だって抗がん剤治療が始まると髪が抜けてしまったり、免疫力が0になってしまったりします。
こんなの誰もが明らかに身体にとってよくない薬だとわかりますもんね。
僕は少し我慢できる時は薬を使わずに乗り越えてきました。
でも治療の途中からは使うようになって、それを早いうちから使っていればもっと楽だったのかなと思うと、辛い時は無理に我慢せず薬を使ったら良かったかなという思いがあります。

僕が薬を使った方がいいと思った理由
僕の薬に対する考えが変わったのにもいくつか理由があります。
その理由も紹介しようと思います!
苦痛を取り除くために薬を使う
僕は入院中、2週間ほぼ休みなくずっと抗がん剤の点滴を続ける治療がありました。
昼間だけでなく夜も点滴が続き、点滴が繋がっているのでお風呂にも行けませんでした。
僕はこの治療が1番辛かったです。
これだけ長い時間点滴が続くと、ずっと胸のあたりがムカムカして気持ち悪かったのです。
しかもこれが吐くほどではない気持ち悪さで、それが点滴をしている間ずっと続きました。
この抗がん剤と一緒に吐き気止めの点滴もしていたのですが、それでもしんどかったです。
元々看護師さんからは、「辛い時は追加の吐き気止めもあるからね」と言われていました。
でも僕は吐くほどではなかったし、まだ我慢できるかなと追加の薬を使っていませんでした。
そうしてこの2週間、僕は病院に持ち込んだゲームも出来ずに寝込んでいると、1人の看護師さんが追加の吐き気止めを使った方がいいのではと言ってくれました。
今の吐き気止めはどんどん進化していて、効き目が確実に良くなっている事。
最近では我慢するよりも、薬を使って苦痛を取り除いた方がいいだろうという事。
僕は今までは色々な薬を使う事が嫌でしたが、看護師さんの話を聞いてそれよりも使ってストレスを和らげた方が方がいいという考えを始めて知りました。
そして追加の吐き気止めを使うことになりました。
それでもまだ気持ち悪さはありましたが、1日中辛くて寝込むほどではなくなり、座ってゲームができるくらいには和らぎました。
急性膵炎になったから
僕は抗がん剤治療中に、「急性膵炎」という病気になってしまいました。
簡単にこの病気を説明すると、胃が胃液を出しているように、膵臓も膵液という消化液を出しています。
この膵液が自分で膵臓を溶かしてしまったのです。
僕はこの時、この世の痛みとは思えないほどの腹痛を経験しました。
最初は全然我慢できる痛みでしたが、どんどん痛みが強くなって明らかに普通の腹痛とは違う痛みでした。

僕は最初、いつものように「これくらいの痛みなら我慢できるかな」と、特に何もしていませんでした。
でも流石に異常を感じて痛み止めをもらうことにしたのですが、痛み止めが僕のところに届いた時にはもうそんなちっちゃな錠剤の薬を飲んでも意味無い事が分かるくらいの痛みでした。
そのまましばらくして僕は痛すぎて、意識が飛んでしまったのです。
こんな事がないように、
薬があるなら早めにその薬を使った方がいいのかなと思ったり、
何かおかしいなと思ったら看護師さんに伝えた方がいいなと思いました。
まとめ
今回は僕が入院を経験して考えが変わった、「しんどい事を我慢するより、薬があるならそれを使って苦痛を取り除くべき」という考えがある事を伝えたくてこの記事を書きました。
僕は「薬=身体に悪い物」という考えばかりで、出来るだけ使いたくないと思っていました。
でも辛い気持ちを無理に我慢する事は無くて、それをストレスを取り除ける薬があるなら使った方がいいと思います!
薬が嫌に思っている方には、僕のように試さずにいるのはせっかく薬があるなら勿体ないと思います。
1回使ってみて、出来るだけストレスのない入院・治療になったらいいなと思います!
それではまた! ばいにゃら!
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