こんにちは!
まるんてです!
僕は2018年5月に「急性リンパ性白血病」と診断されました。
そこから2年間の治療を経験しています。(2020年6月、治療終了)
今回は2年間の入院患者体験をしてきた僕が、患者から見て看護学生がやっておいた方がいいと思う事、を書いていきます。
僕は白血病になって入院する前は看護学生でした。
大学2年生の時に「急性リンパ性白血病」と診断され、入退院を繰り返しながら2年間を過ごしてきました。
僕は治療で入院している間、実際に現場で働いている看護師さんをたくさん見てきました。
そこで僕は思いました。
大学にいた頃の僕はただ授業を受けているだけで、看護師になってからの事は全く考えていなかった。
というか昔は看護師になろうとは思っていたけど、その看護師が1日どういう事をしているのかが全く知らなかった。
僕はあくまで患者だったので、看護師の仕事内容を全て知っているわけではないです。
でも長く見てきたので気がついた事がいくつかあります。
それらをお伝えできればなと思います。
看護学生のうちにやっておくべき事
それでは早速、僕が入院して実際に働いている看護師さんたちを見て、学生の頃からやっておいた方がいいと思った事を紹介していきます!
タイピング速度を上げる
もし将来看護師として働くなら、学生の頃にタイピング速度を早くしておくべきです。
なぜなら現場の看護師さんは、患者さんを看護している時間と同じくらい、パソコンを見ているからです。
僕は長い入院中に看護師さんを見ていて、意外な発見をしました。
それが、看護師さんは結構パソコンを見ている、という事です。
もしかすると、患者さんを見ている時間よりもパソコンを見ている時間の方が長いのかもしれません。
もうカルテなどの記録は、ほぼ全てが手書きではなくパソコンになっています。
そんな毎日行う作業なのに、「タイピングが遅くて時間がかかりすぎてしまう」なんてもったいなすぎます。
タイピングが遅い人でも、看護師になればそのうち勝手に早くなると思います。
でも最初から早くできた方が、無駄な残業は減るだろうし、その分の時間を先輩からアドバイスをもらえる時間になったりするかもしれません。
もはや看護師にとって、早いタイピングは必須スキルです。
実は僕自身、とてもタイピングが苦手でした。
僕の家には昔からパソコンがありませんでした。
看護学生でパソコンが必要という事でやっと買ってもらったんです。
なので当時の僕は、タイピングがめちゃくちゃ遅かったです。
大学にいた頃の課題には、パソコンで打ち込んだ文章を提出する物がよくありました。
ですが僕はあまりにパソコンが苦手すぎるので、毎回パソコンで文字を打っていませんでした。
スマホで文字を打ち込んで、それをメールでパソコンに送信してから提出していました。
当時はそれでよかった気がしていましたが、そのまま就職していたらきっと大変だったと思います。
看護学生なら、タイピングが苦手でも絶対にパソコンに慣れておくべきです。
ブラインドタッチは出来なくても大丈夫です。
もちろん出来るに越した事はないですが、看護師さんの中でブラインドタッチが出来る看護師さんは、見ている感じだと半分くらいでした。
ちなみに僕もキーボードを見ないでのタイピングは出来ないです。
それなりの速度でちゃんと文字が打てればいいと思っています。
タイピングが苦手な人は、普段から少しでもパソコンを使うようにしてみましょう。
- 家でのLINE・Twitter・Googleはパソコンを使う
- 勉強でノートではなくwordを使ってみる
- スマホでもローマ字入力を使う
など工夫してみて、普段からタイピング練習をしてみるといいと思います。
自分に自信を持つ
自分の行動に自信を持てるようにしましょう。
なぜなら、患者さんを不安にさせないようにするためです。
例えば患者さんを前にして、おどおどしながら採血をしたら、患者さんはどう感じるでしょうか?
きっと患者さんは看護師さんと同じくらい不安になるでしょう。
実際に僕にはこの経験があります。
僕はめちゃめちゃビビリです。
僕は入院が始まって最初の頃は、注射がとても苦手でした。
その頃、針を出して刺す体勢に入っているのに、なかなか刺さず迷っていた看護師さんがいました。
その時は針が怖すぎて、僕はとても不安でした。
きっと患者さんの中には、他にも僕のような気持ちの方がいると思います。
看護師になりたての時は、経験が少なく不安だと思います。
しかし、その分患者さんも不安を感じます。
始めは難しい事だと思いますが、患者さんは堂々としている看護師さんの方が安心できます。
もし看護師になったとき、患者さんにそのような思いをさせないために、自分の行動に自信が持てるようになれるといいと思います。
色んな人に会う
これは働いている看護師さんから聞いた話です。
看護師になると、それ以降の人との関わりが医療系の人ばかりになってしまうそうです。
つまり、他の職種の人と接する機会がとても減ってしまうのだそう。
なので自分の視野を広くするために、学生のうちに色々な人に会ったり、バイトで医療とは関係ない職種の経験をする。
そしてたくさんの人それぞれの考え方や価値観などをみておくといいと言っていました。
新しいバイトを始めてみたり、昔の友達と久しぶりに会って何をしているのか聞きあったり。
大学生ならサークルに入って、他学部の人と話すのもいいかもしれません。
僕も学生の頃、飲食店と塾のバイトをしていました。
飲食店のバイトでは、
- 料理を出すだけではなく掃除や仕込みなどの大変さ
- 挨拶の大切さ
塾のバイトでは、
- 色々な子がいる事
- 自分ができて当たり前と思っている事が当たり前ではない事
などを学べました。
当時の僕はお金のためにバイトをしていました。
なのでこれらの事を学べた。なんて考えていなかったです。
でも思い出してみると、お金以外に色々な事が学べていました。
これらの事は考えればわかることだとは思います。
しかし、なんとなく知っているのと、経験から理解しているのでは、全く意味が違います。
知っているだけではもったいない。
実際にその知識を使える物にすべきです。
学生のうちから色々な人に会っておきましょう。
まとめ
今回は「看護学生だった僕が入院して、今からやっておいた方が良さそうな事」について書いてみました。
学生の方は学校の授業だけで結構忙しくて、看護師になってからの事まで考えている人って少ないんじゃないかなと思います。
今はコロナの事もあって、尚更大変なのかもしれないです。
ですがこの「看護師になってからの自分」という考えが少しあるだけでも、気持ちの余裕が生まれるのではないかなと思っています。
もし僕の経験があなたの役に立つ事ができたなら嬉しいです。
これからも患者体験を通じてわかった事や、僕がみんなに共有したいと思った事を書いていこうと思います。
読んでいただきありがとうございました。
ばいにゃら!
コメント